1942年12月3日は、七十二候の 橘始黄(たちばなはじめてきばむ)です。 橘(タチバナ)の実が黄色く色づくころ。
タチバナは一年を通して葉を落とさない常緑樹で、直径3㎝くらいの実をつける柑橘です。 初夏に白い花をつけ、夏から秋くらいに緑色の実が大きくなり、初冬に実が黄色く色づきます。
古来より日本に自生しており、万葉集や古今和歌集には「橘」を詠んだ歌が多く収められています。 いにしえの歌人にとって橘の花は、昔の出来事や懐かしい人を思い出させる香りであったようです。
二十四節気では 小雪(しょうせつ )の期間です。季節は雨にまじって雪がちらつくようになるころ。
樹々は落葉して、北風が木の葉をはらいます。
小雪の末候
1942年12月3日は、寅の日(とらのひ)です。「この日に出て行ったものは戻ってくる」とされる日で、宝くじの購入、財布の新調、家や車の購入、引越、旅行の出発などに良いとされます。「トラは千里行って千里還る」ということわざがあるように、この日に出ていったトラの子は成長して還ってくるというわけです。トラの毛皮が黄金色をしていることから、特に金運が上がる日とされます。