1964年12月2日は、七十二候の 橘始黄(たちばなはじめてきばむ)です。 橘(タチバナ)の実が黄色く色づくころ。
タチバナは一年を通して葉を落とさない常緑樹で、直径3㎝くらいの実をつける柑橘です。 初夏に白い花をつけ、夏から秋くらいに緑色の実が大きくなり、初冬に実が黄色く色づきます。
古来より日本に自生しており、万葉集や古今和歌集には「橘」を詠んだ歌が多く収められています。 いにしえの歌人にとって橘の花は、昔の出来事や懐かしい人を思い出させる香りであったようです。
二十四節気では 小雪(しょうせつ )の期間です。季節は雨にまじって雪がちらつくようになるころ。
樹々は落葉して、北風が木の葉をはらいます。
小雪の末候
1964年12月2日は、一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)です。「この日に籾を蒔くと、一粒が万倍にも実る」とされる吉日で、新しいことや良い習慣を始めるのに適した日とされます。 一方で、悪いことが何倍にも膨らまないように、借金、対人トラブル、嘘をつくことなどは避けるべき日とされます。