1962年10月14日は、七十二候の 菊花開(きくのはなひらく)です。 菊の花が咲くころ。
菊は中国から伝来した外来種で、『万葉集』には菊を詠んだ歌はありません。 『古今和歌集』には菊を詠んだ歌があるので、遅くとも平安前期には菊の花が愛でられていたことがうかがえます。
現在、菊は天皇家や日本国を表す紋章に用いられています。 鎌倉時代に菊の花を好んだ後鳥羽上皇が家紋に採用したことに由来するようです。
日本の春を代表する花が桜なら、日本の秋を代表する花は菊と言えるでしょう。
二十四節気では 寒露(かんろ )の期間です。季節は露が降りるようになるころ。
北国から雁(ガン)が渡ってきて、夜にはいろいろな虫の声が聞こえます。
寒露の次候
1962年10月14日は、一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)です。「この日に籾を蒔くと、一粒が万倍にも実る」とされる吉日で、新しいことや良い習慣を始めるのに適した日とされます。 一方で、悪いことが何倍にも膨らまないように、借金、対人トラブル、嘘をつくことなどは避けるべき日とされます。