1944年4月30日は、七十二候の 牡丹華(ぼたんはなさく)です。 牡丹の花が咲くころ。
牡丹は晩春に大輪の花を咲かせます。 春の最後を飾るのにふさわしい豪華かつ高貴な姿から「花の王」とも呼ばれます。 原産地は中国西北部で、もともとは薬用として利用されていたようです。
いつ日本に渡来したかは不明ですが、清少納言の「枕草子」に登場しており、 遅くとも平安時代には美しい花として愛でられていたことがうかがえます。
二十四節気では 穀雨(こくう )の期間です。季節は田畑の準備がすすみ、その土を春の雨が湿らせるころ。
穀雨(こくう)とは、穀物を成長させる雨のことです。
穀雨の末候
1944年4月30日は、一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)です。「この日に籾を蒔くと、一粒が万倍にも実る」とされる吉日で、新しいことや良い習慣を始めるのに適した日とされます。 一方で、悪いことが何倍にも膨らまないように、借金、対人トラブル、嘘をつくことなどは避けるべき日とされます。
1944年4月30日は、大安(たいあん)です。「一日を通して凶の時間帯が無く、物事が滞りなく運ぶ」とされる安定した日です。結婚式、出生届、上棟式、引越、納車など、何事にも良いとされます。六曜は仏教などの宗教とは関連がなく、大安の日に葬式や通夜などを行っても問題ありません。