1909年6月11日は、七十二候の 腐草為蛍(くされたるくさほたるとなる)です。 枯れ草から蛍(ホタル)が出てくるころ。
ホタルの寿命は約一年ですが、そのほとんどを幼虫として水のなかで過ごします。 4~5月ごろに土にもぐってサナギになり、6~7月ごろに羽化して成虫となります。
土から這い出てふわりと飛び立つホタルは、水辺の枯れ草から生まれるようにも見えます。 成虫になってからは水しか飲まず、約10日ほどでその命を終えます。
二十四節気では 芒種(ぼうしゅ )の期間です。季節はイネ科の植物の種をまくころ。
芒種の次候
1909年6月11日は、 入梅(にゅうばい)です。 太陽黄経が80度になる日で、およそ梅雨入り(つゆいり)となる時期の目安となります。 梅雨入りの定義は明確ではなく、いつ梅雨入りしたかは天候経過を検討したうえで秋になってから確定されます。 そのため、リアルタイムでは「〇〇地方は梅雨入りしたと見られます」という発表のしかたになります。
1909年6月11日は、寅の日(とらのひ)です。「この日に出て行ったものは戻ってくる」とされる日で、宝くじの購入、財布の新調、家や車の購入、引越、旅行の出発などに良いとされます。「トラは千里行って千里還る」ということわざがあるように、この日に出ていったトラの子は成長して還ってくるというわけです。トラの毛皮が黄金色をしていることから、特に金運が上がる日とされます。