2100年4月19日は、七十二候の 葭始生(あしはじめてしょうず)です。 葦(アシ)が芽をふき始めるころ。
アシは水辺に群落するイネの多年草で、日本では北海道から沖縄まで広く分布しています。 アシが本来の呼び名ですが「悪し」に通じて縁起が良くないとして、ヨシと呼ばれることもあります。
古事記の神話では、日本の国土を「豊葦原の水穂国」と表現しています。 「アシが生い茂り、稲穂が実る国」というほどの意味ですが、アシが古代より日本国土を象徴する植物であったことがうかがえます。
二十四節気では 清明(せいめい )の期間です。季節はだんだん日差しが明るくなって、雨の後に虹が出やすくなるころ。
南国から燕(ツバメ)が渡ってきて、いろいろな花が順々に咲いていきます。
穀雨の初候
2100年4月19日は、一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)です。「この日に籾を蒔くと、一粒が万倍にも実る」とされる吉日で、新しいことや良い習慣を始めるのに適した日とされます。 一方で、悪いことが何倍にも膨らまないように、借金、対人トラブル、嘘をつくことなどは避けるべき日とされます。